◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル) 実力が発揮しやすい東京コースということで、今年もハイレベルな面々がそろった。個人的に気になるのがロードデルレイ(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ロードカナロア)だ。 前走の宝塚記念でも期待したが、道中の進みが今ひとつで、流れに乗れないまま8着に終わってしまった。陣営によると、暑さもかなりこたえていたようで、力を出し切っての敗戦ではないのは明らかだ。 放牧明けの調整も順調で、涼しくなってきたことから馬に活気も戻っている。10月22日には栗東・CWコースで6ハロン81秒1―11秒5で軽快な動きを見せた。「馬の調子もここに来て上向いてき…