ついにベールを脱ぐ。26日の京都5R(芝1800メートル)でデビューするエムズビギン(牡、栗東・友道厩舎)は昨年のセレクトセールで国内2位の5億9000万円で落札されたキタサンブラック産駒。バランスのいい黒鹿毛の馬体からは高い素質が伝わる。 母デルフィニア2は欧州G1で2着が2回あり、兄に今年のシンザン記念を勝ったリラエンブレム。21日のミックスセールでは全弟に4億6000万円がつくなど母系は注目を集めている。夏に北海道でゲート試験を受けた後、早い段階でここを目標に定め、栗東で約1か月半乗り込んできた。 「牧場で緩いところがあったので早めに入れました。ゲートの頃は硬いという話だったけど、乗るたびに柔らかみが出…