00年以降の天皇賞(秋)で最も人気薄の勝利は? この問いはそこまで難しくないはずで、答えは05年のヘヴンリーロマンスだ。では、2番目に人気がなかった馬は?となると、かなり難易度が増すのではないか。答えは11年のトーセンジョーダン。単勝33.3倍の7番人気が、鞍上のN.ピンナ騎手とともにGI初制覇となった一戦を振り返る。 この年の天皇賞(秋)の主役はブエナビスタだった。GI・5勝のディフェンディングチャンピオン。その後は勝利こそないものの、GIで2着4回と衰えなし。単勝2.8倍の1番人気に推されていた。これに続く2番人気が前哨戦の毎日王冠を含め、東京で5戦5勝のダークシャドウ。3番人気が前年の日本ダービー馬のエイシンフラッシュ…