秋華賞を制したエンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父アドマイヤマーズ)はレースから一夜明けた10月20日、栗東トレセンで元気な姿を見せた。前日は19時前に帰厩し、カイバも完食。及川厩務員は「いつもはカイバをそれなりに残すけど、今回は全部食べた。馬運車の中も落ち着いていましたね」と目尻を下げた。 レースではパワフルな伸び脚を見せ、桜花賞との2冠を達成した。森一厩舎の開業2年目での偉業に「僕はゲート裏まで行っていたので、その瞬間は見ていませんでしたが、調教師は喜んでいて涙目でしたよ。すごい馬です」と笑顔。「行けるところまで行ってほしいですね」とさらなる飛躍に期待を込めた。…