名牝アーモンドアイが打ち立てた記録は数多い。その中で今から5年前、20年の天皇賞(秋)に関するものといえば、日本馬で歴代単独トップとなるGI・8勝目を挙げたことだろう。シンボリルドルフやディープインパクトといった錚々たる名馬の記録を超えた一戦を振り返る。 当時のアーモンドアイは5歳秋、現役ラストシーズンを迎えていた。それまで3歳時に牝馬三冠とジャパンC、4歳時にドバイターフと天皇賞(秋)を制覇。そして5歳春にヴィクトリアマイルを勝ち、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラックに並ぶ、芝GI・7勝に達していた。新記録達成が期待された前走の安田記念は…