三冠最終戦となる菊花賞が京都競馬場芝3000mを舞台に行われる。春の実績馬か、夏を越して力をつけた上がり馬か。スタミナと底力が問われる長丁場で、頂点に立つのはどの馬か。過去のデータからは、興味深い傾向が浮かび上がってくる。 1.前走2着馬が馬券の中心的存在 過去10年の菊花賞では、前走で2着だった馬が[3-3-3-14]と、複勝率39.1%という非常に高い数値を記録している。単勝回収率も100%を超え、複勝回収率も93%と妙味も十分だ。これに対し、前走1着馬は[5-3-6-49]で複勝率22.2%と見劣りする。勝ち切った馬よりも、むしろ惜敗を喫した馬の方が、最後のGIでの巻き返しが期待できるデータとなっている。 2.理想の馬体重は460kgか…