G1予想企画「展開王」は数多くある予想ファクターの中から展開面にスポットを当てて、勝ち馬をあぶり出す。牝馬3冠最終戦「第30回秋華賞」は大阪本社・田村達人が担当。京都芝2000メートルの内回りで行われる当レースは息の入らない流れで消耗戦になるのが特徴。上がりを要する展開で浮上するのは大外18番に入った差し馬パラディレーヌだ。 まずは秋華賞のコース分析。スタート地点は直線半ばの正面スタンド前で1角までの距離は309メートルと短いから先行争いが激化しやすい。過去10年(21、22年は阪神開催)を振り返ると、前半5Fの内訳は15年が57秒4、セキトバイーストが逃げた昨年は57秒1。とても中距離戦とは思えない前半の入りだった。京…