牝馬3冠最終戦「第30回秋華賞」(芝2000メートル)は19日、京都競馬場でゲートイン。オークス馬カムニャックが2冠を手中に収める。前哨戦ローズSは3Fの距離短縮がひとつの課題だったが難なく対応。貫禄の差し切りを決めた。しかも道中で強烈な不利を受けてのもの。タフな精神力も証明した。名門・友道厩舎ゆえ、本番を見据えた仕上げの中での勝利は間違いなく、ひと叩きの上積み、良化は計算済み。1Fの距離延長もプラスで不安は皆無だ。 最大のライバルは桜花賞馬エンブロイダリー。オークス(9着)では苦汁をなめたが、3連勝で制した桜花賞が文句なしの強さ。父アドマイヤマーズでもマイラーと決めつけるのは早計だ。スピードが存分に生かせる…