12日の東京5R・2歳新馬(芝2000メートル)は、超良血のキタサンブラック産駒イクシード(牝、美浦・木村厩舎)が、偉大な兄をほうふつとさせる勝ちっぷりでデビュー戦を飾った。国内外でG1・6勝を挙げ、22、23年のJRA年度代表馬に輝いたイクイノックスの全妹はゴールの瞬間、スタンドから大歓声を浴びた。 牡馬相手に堂々のパフォーマンスだった。スタートはひと息だったが、すぐに行き脚がついて7番手に取りついた。直線で満を持して外に持ち出すと、次位に0秒6差をつける上がり3ハロン最速33秒4の切れ味を発揮。先に先頭へ抜け出していたモンシークをねじ伏せ、加速ラップを刻んで1馬身半差をつけた。イクイノックスの全10戦で手綱を執っ…