「ジャパンダートクラシック・Jpn1」(8日、大井) 3冠馬誕生に待ったをかけたのは3番人気のナルカミ。マイペースの逃げで主役を完封。怒濤(どとう)の4連勝で同世代の頂点に立ち、「第25回JBCクラシック・Jpn1」(11月3日・船橋)への優先出走権も獲得した。史上初の“3冠”を目指した単勝1・9倍のナチュラルライズは、2番手から猛然と追いかけたが3馬身差届かなかった。さらに9馬身差の3着に2番人気のルクソールカフェが入り、JRA勢が上位独占。堅い決着となった。 派手なアクションはなかった。大逆転で世代トップの座を射止めたナルカミの馬上で、戸崎圭は力強く左手を握りしめた後、右手で相棒の首…