◆第60回京都大賞典・G2(10月5日、京都・芝2400メートル、稍重) 伝統のG2が5日、東西で行われ、第60回京都大賞典(京都)は5番人気のディープモンスターが重賞初V。メンバー最年長の7歳馬が、遅咲きの初タイトルを獲得した。天皇賞・秋・G1(11月2日、東京)の優先出走権を獲得した。 狙い澄ました一撃だった。スタートを決め、内に潜り込んだディープモンスターと浜中は、呼吸をピタリと合わせ、ラチ沿いをロスなく立ち回る。直線に向くと鞍上は迷いなくイン突きを選択。前方の馬に進路をカットされても、冷静に左に切り返し、全身を大きく使ったアクションで鼓舞。それに応えるように、空いたスペースから上がり3ハロン34秒4の末脚で…