東京のG2「第76回毎日王冠」は道中3番手を追走したレーベンスティールが直線、鋭く伸びて昨年オールカマー以来、4度目の重賞制覇を果たした。 17年にこのレースを制した父リアルスティールの影を追い、開幕週の府中ターフをさっそうと駆け抜けた。5歳馬レーベンスティールが約1年ぶりの美酒。グレード制導入(84年)後では、サクラユタカオー(86年)とトゥナンテ(00年)、ダイワメジャー(06年)とカレンブラックヒル(12年)に次ぐ史上3頭目の父子制覇を成し遂げた。津村は昨年の新潟大賞典(11着)以来となる2度目のコンビで雪辱を果たした。「悔しい思いをしたので、何とかここで結果を出したいなという気持ちだった」と安堵(あんど)の表情。王冠…