3日間開催の初日、11日の東京メインは2歳重賞「第11回サウジアラビアRC」(G3、芝1600メートル)。歴史は浅いが、優勝馬にはダノンプレミアム、サリオス、グランアレグリアなど、後のG1優勝馬が名を連ねる出世レースだ。 今年は少頭数ながら、好メンバーが集まった。注目は夏の新潟で初勝利を飾ったゾロアストロだ。 1番人気に推された東京新馬戦(2着)は出負けも響き、素質馬ディバインウインドに敗れたが、単勝1.1倍の断然人気に推された2戦目は完勝だった。2番手でスムーズに折り合い、上がり3F32秒9と切れる脚を使って、余力たっぷりに抜け出した。鞍上ルメールも「伸びしろがあります」と称賛。中間の調教はさらに切れを増し、スケール…