園田競馬「第65回姫山菊花賞」は2日、第11Rの1700メートル戦で争われ、鴨宮祥行(31)騎乗の1番人気マルカイグアス(牡4=橋本明、父マクフィ)が差し切って優勝した。同馬は重賞6勝目。2着は大井所属の2番人気ヴィクティファルスで、3着は5番人気で船橋のノットリグレットが入った。 これが中距離王者・マルカイグアスの底力だ。ヴィクティファルスの笹川翼が絶妙な逃げを打ち、道中はスローペースで落ち着いた。「考える中で一番嫌な展開でした」と鴨宮。しかしそんな状況でも「することはいつも同じ」と愛馬の力を信じていた。2角過ぎから徐々に進出し、3角では2番手まで浮上。前を射程圏に入れて直線へ。最後は直線半ばでとらえ、力でねじ伏…