◆凱旋門賞・G1(10月5日、フランス・パリロンシャン競馬場・芝2400メートル) 凱旋門賞で田中博康調教師(39)=美浦=はアロヒアリイを送り込む。新進気鋭のトレーナーが思いをつづる4回連載「輝く王へ」の2回目は挑戦への舞台裏をつづった。 これまで、海外での出走はレモンポップやレーベンスティールでも結果が出ず、試行錯誤の連続でした。昨年のBCターフのローシャムパークで2着。そして今回のアロヒアリイ。私がゆかりのあるフランスの地で、厩舎として初めて海外の重賞を勝利することができました。知っている人たちがたくさん声をかけてくれました。そういう意味では喜びは他の国で勝つよりも、私のなかでは大きいかもしれま…