生まれ故郷の仏G1凱旋門賞を日本馬で制するのが夢。3歳アロヒアリイで14回目の当レースに挑むルメールは02年(センシブル16着)の初騎乗から23年がたった。「自分はまだ勝ったことがない。勝つことが難しいのは分かっているけど、(故郷である)フランス人として、凱旋門賞は勝ちたい」と心境を明かした。 8月16日にドーヴィルで行われた前哨戦の仏G2ギヨームドルナノ賞で初コンビを組んだ。スタートはひと息だったが二の脚がついて先頭に立つと道中は持ち前の自在性でペースを緩めた。「調子は良かったしマイペースで運べた。先頭でも落ち着きがあり、とても乗りやすかった」と振り返る。余力十分に直線に入ると、そのまま3馬身半差で逃げ切り…