◆凱旋門賞・G1(10月5日、フランス・パリロンシャン競馬場・芝2400メートル) 夢の扉に手をかけている。日本競馬の悲願、凱旋門賞に挑むビザンチンドリーム。前哨戦のフォワ賞を完勝。4歳になった今年は海外G2・2勝、天皇賞・春で2着と着実に力をつけた。坂口調教師は「メンバーがそろっているなかで勝てたのは大きい」と胸を張る。 成長を示した一戦だ。出遅れても、中団につけ冷静に追走。直線で進路が開いてからは、自慢の豪脚を繰り出すだけだった。ソジーなど欧州のG1馬相手に快勝。「位置を取れるようになって、馬が競馬を覚えてきている」。手応えは深まった。 本番と同舞台で勝てた意味は大きい。体幹が強く、下りが…