天皇賞(秋)へ向けた重要な前哨戦として位置づけられる毎日王冠。東京競馬場の芝1800mを舞台に、今年もGI馬を含む豪華なメンバーが集結した。実績のある古馬に、勢いに乗る3歳馬がどう挑むのか、世代間の力関係が問われる一戦となる。過去のデータを紐解き、レースの傾向を分析する。 1.前走3着馬の好走率が突出 過去10年のデータを見ると、前走で3着だった馬は[2-0-4-2]と、複勝率が75%に達しており、驚異的な安定感を誇る。複勝回収率も118%と高く、馬券的な妙味も十分だ。前走で勝ち切れないまでも、僅差の競馬を演じた馬が、ここで巻き返すケースが非常に多い。馬券検討の際には、この傾向を重視すべきだろう。 2.3、4歳馬が中心で世…