秋のGI戦線を占う上で重要な一戦となる伝統の京都大賞典。京都競馬場の芝2400mを舞台に、今年も実績馬たちが顔を揃えた。過去のデータからは特定のローテーションで挑む馬が好成績を収めており、今年もその傾向に注目したい。 1.格の違いを見せる前走GI組 過去10年のデータを見ると、前走でGIを使われた馬は[5-7-6-25]で複勝率41.9%と、他の路線を歩んできた馬を圧倒している。特に前走がGIIだった馬の複勝率が12.5%、GIIIだった馬が13.3%に留まることからも、厳しい戦いを経験してきた実績がここでは大きなアドバンテージになることがわかる。GI帰りの実力馬には逆らわないのが賢明だろう。 2.十分な休養を取った馬の好走が目立つ …