◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断 ふっくらした腹が暑さに強い牝馬の証だ。鈴木康弘元調教師(81)がG1有力候補の馬体を診断する「達眼」。秋のG1シリーズ開幕を告げる第59回スプリンターズSではナムラクレアとサトノレーヴに100点満点を付けた。なかでも達眼が捉えたのは、記録的暑さの影響を全く感じさせないナムラクレアの腹周り。惜敗続きのG1をようやく射止める構えだ。 牝馬は夏に強いといいます。体の違いからではなく、気性の違いに起因していると私は考えています。個体差はありますが、総じて牝馬は牡馬に比べ気持ちが張っている分、暑さがこたえづらいのでしょう。特に記録的な高温が続いた今夏は暑さに対する耐性の差が馬体にはっ…