◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断 サトノレーヴは牡馬でも夏負け知らずの張りに満ちた体つきをしています。左右に大きく張り出した顎がカイバをしっかり咀嚼(そしゃく)し、体重540キロ前後の馬体の隅々にまで行きわたるエネルギーをつくり出しています。 肩とトモには岩のようにゴツい筋肉。山のように発達したキ甲(首と背中の間のふくらみ)から背、尻にかけてのトップラインが美しい。豊富な骨量と筋肉量を誇ったサクラバクシンオー(母の父)譲りの馬体は暑すぎた夏を越しても健在です。香港から英国へ転戦した疲れも全く感じられません。3カ月の休養明けとあって少し太めですが、今週のひと追いで絞れるでしょう。 顔つきは少しナーバス…