秋の短距離王決定戦、スプリンターズSが中山競馬場を舞台に行われる。春の高松宮記念を制した王者や、昨年の覇者、海外からの刺客も参戦し、電撃の6ハロン戦にふさわしい豪華メンバーが揃った。秋のスプリント路線の頂点を極めるのはどの馬か、注目が集まる。 1.格の違いを見せる前走GI組 過去10年のデータを分析すると、前走でGIを使われた馬が圧倒的な強さを見せている。その成績は[3-3-1-9]で複勝率は43.8%と非常に高く、単勝回収率も211%を記録。春のGIで厳しい戦いを経験してきた実力馬が、秋初戦のここで格の違いを見せつける傾向が顕著だ。他の路線から挑む馬にとっては厳しいデータと言えるだろう。 2.先行・好位勢が圧倒的有利…