「神戸新聞杯・G2」(21日、阪神) 待ち構える大一番へ向け、先頭でゴールを駆け抜けたのは2番人気のエリキング。後方から豪脚を繰り出し、大外一気にライバルを一蹴した。エスコートした川田将雅騎手(39)=栗東・フリー=は、この勝利で史上6人目となるJRA重賞150勝を達成した。2着は1番人気のショウヘイ、3着には3番人気のジョバンニが入り、この上位3頭に菊花賞(10月26日・京都)の優先出走権が与えられた。 ギアが上がってからのすさまじい加速力。ゴールへ近づくにつれ、勢いを増す脚さばき。これが真価を発揮した王の走りだ。仁川の地へ舞台を戻した菊への最重要ステップを制したのは2番人気のエリキン…