菊花賞トライアル「第73回神戸新聞杯」が21日、阪神競馬場で行われ、2番人気エリキングが豪快に差し切り、昨年11月京都2歳S以来の重賞2勝目を飾った。勝利に導いた川田将雅(39)は史上6人目、現役4人目となるJRA重賞150勝を達成。2着ショウヘイ、3着ジョバンニまで菊花賞(10月26日、京都)の優先出走権が与えられた。中山競馬場で行われた「第71回オールカマー」は1番人気レガレイラが中団からねじ伏せ、昨年の有馬記念以来のV。2着に兄ドゥラドーレスが入り、84年のグレード制導入以降では史上初となるJRA平地重賞でのきょうだいワンツーとなった。 目が覚める末脚だった。直線に入った時点で後方4番手にいたエリキング。馬上で激しく右ステ…