兄ドゥラドーレスを従え、レガレイラが実績のある中山ターフをビュンと駆け抜けた。ホープフルS、有馬記念に続く中山重賞3勝目。きょうだい馬の同一JRA平地重賞ワンツーは84年のグレード制導入以降初の快挙となった。秋春グランプリ連覇を狙った前走宝塚記念は11着に沈んだが、さすがはG1ホース。鞍上の戸崎は「ホッとしているのと、レガレイラと一緒に勝てたことを本当にうれしく思います」と笑顔を浮かべた。 スタートは決まらなかったものの、「この馬のリズムで行ってみましょうかという作戦」と戸崎。道中は慌てず騒がず7番手を追走した。向正面でフェアエールングが早めの仕掛け。レガレイラの後ろにいたドゥラドーレスも外から捲って…