【競馬人生劇場・平松さとし】 現地時間14日の午後、田中博康調教師がフランス入りした。最大の目的はもちろん、アロヒアリイ(牡3)の調教に立ち会うこと。 G1凱旋門賞を見据える同馬は翌15日、決戦の舞台パリロンシャン競馬場でスクーリングを敢行。既にフランスではG2ギヨームドルナノ賞を制していたが、同レースはドーヴィル競馬場でのもの。すなわち凱旋門賞の舞台は未体験。そこで事前にパリへ運び、装鞍所からパドック、そして本番と同じ2400メートルを試走させたのである。 「追い切りが目的ではなく、まずは競馬場を体感してほしかったので、軽めに終始したのは予定通りです。思った以上に落ち着いていたし、連れて来て良か…