「ローズS・G2」(14日、阪神) 樫の女王カムニャックが始動戦から力を見せつけた。夏を越して心身ともに充実。堂々たる勝ちっぷりで、牝馬2冠へ視界を大きく広げた。 前半1000メートル通過が56秒8という速めのペースを好位で構え、道中は手応え十分に進める。しかし、4角でミッキーマドンナの外斜行により、外へと膨れたテレサと接触。鞍上の川田が一瞬姿勢を崩すほどだったが、強じんな精神力で乗り越えると、馬場の真ん中を力強く突き抜けた。 「4コーナーまではとてもいい内容でしたが、内から当てられて危うく落ちるほど。一度は動けなくなったところから、もう一度動いてくれました。能力だけで何とか勝ち切れた…