暮れの阪神開催で定着していた中距離重賞「第76回チャレンジC」が秋のハンデ戦に番組変更され、13日に阪神競馬場で行われた。G12勝の名牝ショウナンパンドラを姉に持つ2番人気オールナットがインコースから抜け出し、重賞初制覇。短期免許で来日したジョアン・モレイラ(41)が騎乗初日から、その剛腕ぶりを遺憾なく発揮した。鞍上のJRA重賞制覇は春の皐月賞(ミュージアムマイル)以来で今年早くも5勝目となった。 ハンデ戦らしい密集馬群の内から抜け出したのは、マジックマン駆るオールナットだった。大歓声が感嘆交じりのどよめきに変わる。“やっぱり、モレイラだ”。大接戦の2着争いを尻目に1馬身突き抜けた。「少し渋滞したが、残り200メ…