秋華賞(かつてはエリザベス女王杯)の最終トライアルとして、昔も今も重要な一戦。ホームの利もあって伝統的に関西馬が強いのだが、そんな中で見事にVを射止めた関東馬を紹介したい。 アニメイトバイオ。新進気鋭、牧光二師の管理馬だった。 未勝利、サフラン賞を連勝。その後も2着を3度マークし、着々と賞金を積み上げた。勇躍参戦した桜花賞は、まさかの20キロ減で8着。地元東京のオークスでは14キロ馬体を戻し、11番人気ながら4着に食い込んだ。 秋初戦を迎える前、牧師と、オークスからコンビを組んだ後藤浩輝騎手は秋のプランを立て、アニメイトバイオを栗東に滞在させることを決めた。 桜花賞では長距離輸送で体重を減らし、…