走っても走っても勝利に届かず、「負け組の星」と呼ばれ社会現象を巻き起こしたハルウララ(牝29歳)が9日未明、疝痛(せんつう)のため、余生を過ごしていた千葉・御宿町のマーサファームで死んだことが同日、分かった。認定NPO法人・引退馬協会が公式サイトで明らかにした。 ハルウララは1998年に高知競馬の宗石大厩舎所属でデビュー(5頭立て5着)。2003年ごろ、0勝のまま連敗が長く続いていることから次第に話題となった。買っても「当たらない」ことから、馬券が交通安全のお守りになり、グッズも飛ぶように売れて映画やCDもつくられるほどのフィーバーぶりだった。 2004年3月の106戦目には武豊騎手(56)=栗東・フリー=とコンビ…