昨年まで年末の阪神で施行されていたチャレンジカップが、今年は14年ぶりに9月に行われる。そこでグレード制が導入された84年以降の9月開催時の勝ち馬で、後にGIを制した5頭を振り返りたい。 まずは84年のニホンピロウイナーだ。7カ月の休み明けで、前年の皐月賞で20着に敗れて以来となる2000m。何より60kgのトップハンデとあって5番人気に甘んじたが、上位3頭の接戦を制した。ここから充実期を迎え、GI・3勝の名マイラーへと上り詰めた。ちなみにニホンピロウイナーは16勝を挙げたが、うち15勝が1800m以下。したがってこのレースが最長距離での勝利となっている。 続いては96年のマーベラスサンデー。エプソムC、札幌記念に続いての重賞…