「紫苑S・G2」(7日、中山) 若さあふれる果敢な逃げでライバルを封じ込めた。7番人気のケリフレッドアスクがまんまと逃げ切りV。西塚とともに、うれしい人馬重賞初制覇を飾った。「直線に入って最後の1Fを過ぎるくらいまで“誰も来ないぞ”と思っていたら、ルメールさんが来た。差されるかと思ったけど、馬がよく頑張ってくれました」と、デビュー4年目の21歳は声を震わせた。 前走はスタートでつまずいたが、今回は完璧なダッシュを決めて先頭へ。前半1000メートル通過60秒1の絶妙なペースを刻んだ鞍上は「2000メートルも向いていた。ペースもこの馬向きだったので勝てて良かった」と胸を張った。 今回で10…