「京成杯AH・G3」(6日、中山) 枠、斤量、展開すべてを味方につけて重賞初制覇を成し遂げた。最内枠の7歳牝馬ホウオウラスカーズが、偉大な父をほうふつとさせる切れ味を発揮し、ライバルたちを退けた。近況は1800?2000メートルを主戦場としており、久々のマイル戦で3連単93万円超えの大波乱を巻き起こした。 持ち味は最後の爆発力。テン乗りの木幡巧も細心の注意を払い、五分のスタートから中団やや後ろを確保した。十分な手応えで4角を回ると、呼応するように内へ進路を取り、狭い馬群をすり抜けてゴールに飛び込んだ。 20年ダイヤモンドS(ミライヘノツバサ)以来となるJRA重賞3勝目を飾った木幡巧は「…