今週末に行われる紫苑ステークス(3歳牝・GII・芝2000m)は、秋華賞トライアルのオープン特別として、2000年に創設された。つまり、2ちょうど四半世紀。その間に重賞格上げ、GII昇格、そして今年から日曜開催に移った。レースを前に近年、存在感を増す一戦の歴史を振り返りたい。 1996年にエリザベス女王杯が古馬解放され、新設された秋華賞が牝馬三冠の最終戦に指定された。当初はクイーンSが関東圏におけるトライアル競走だったが、同レースは00年に古馬解放のうえ、札幌競馬場に移設。そのため、新たに誕生したのが紫苑ステークスだった。当初は芝1800mで行われていたが、07年から芝2000mに延長されている。 長らく格付けはオープン特別…