中山の秋華賞トライアル「第10回紫苑S」ではリンクスティップが栗東坂路で抜群の加速。桜花賞3着、オークス5着と春2冠で好走した素質馬が秋の飛躍へ弾みをつける。 格の違いを示す一戦になるだろう。出走予定馬で唯一、春2冠で好走したリンクスティップが坂路で一分の隙もない完璧デモ。前進気勢を内包した活気あふれる走りで前半2Fは14秒7→14秒8と我慢し、手綱を徐々に解放した後半2Fは13秒4→12秒2と円転自在に加速。全体時計は4F55秒1で、新田助手は「オークスの最終追いと比べてもパワフルさが増した感じ」と仕上がりに太鼓判を押した。 抜きんでた実績もさることながら、成長力でも他を凌駕(りょうが)する。軽度だった左前脚の第1…