「京王杯」だった頃も含め、“連覇”が多い一戦である。サクラシンゲキ(80、81年)、ブレイクタイム(02、03年)、マイネルモルゲン(04、05年)、トロワゼトワル(19、20年)。今回はマイネルモルゲンを取り上げたい。 筆者のマイネルモルゲンへのイメージは「1番人気にきっちり応える馬」である。今回、同馬の戦績を改めて調べたところ、その印象は間違っていなかった。 2戦目の新馬戦(当時は出走可能だった)、レコードで制した百日草特別、ベンジャミンS、武豊を鞍上に指名したポートアイランドSと、3歳秋までに勝った4戦は全て1番人気。2着以下に敗れたレースは、ことごとく1番人気でなかったのだから恐れ入る。まさにオッズが分かる馬。と…