今年、第25回を迎える真夏の越後スピード合戦。完全に定着した感があるが、過去の歴史でも出色の強さを見せた1頭、セイコーライコウを紹介したい。 14年のこの一戦は13頭立てから1頭(シャイニーホーク)除外の12頭立て。例年と比べて、やや少なめだったが、出走馬の質はそろっていた。 1番人気はセイコーライコウ。前々走で同じ新潟芝直線1000メートルの韋駄天Sを快勝。その前の中山・船橋Sも制しており、7歳にして完全に軌道に乗った感があった。単勝は3.5倍。 2番人気は4.5倍のフォーエバーマーク。その韋駄天Sで0秒2差2着。前年のアイビスサマーダッシュでハクサンムーンの2着。“千直名人”村田一誠(現調教師)騎乗で、こちらもチャ…