「クイーンS・G3」(8月3日、札幌) 雲の切れ間から日が差し込み、気温が上がり始めた午前7時の札幌競馬場。朝の調教を終えたココナッツブラウンが、上村厩舎が居を構える「H-3」に戻ってきた。きれいな鹿毛の馬体には張りがあり、洗い場での様子は落ち着いたもの。 その傍らには、アルマヴェローチェでおなじみの柴原助手。聞けば、栗東では「イレ込みがキツくて、洗い場では常に前後に動いて落ち着きがない」そうだ。この落ち着きこそが“滞在効果”。馬体重も「先週計って466キロ(前走時は450キロ)。レースでは460キロを切るぐらいかな。まあ、数字よりも馬の雰囲気の方が大事。前走時と変わらず状態はいいですよ…