日々トレセンや競馬場など現場で取材を続ける記者がテーマを考え、自由に書く東西リレーコラム「書く書くしかじか」。今週は栗東取材班の田井秀一(32)が担当する。4月末の香港チャンピオンズデー出張をきっかけに、馬券の回収率が劇的に向上した理由を考察する。 普段、当欄では引退競走馬支援活動を中心に取り上げてきたが、今回は馬券ファンに伝えたいことを一つ。記者の回収率を劇的に向上させた香港出張での“気づき”を記したい。 チャンピオンズデー(4月27日、シャティン)は取材のため、1週間の滞在出張。5年半ぶりの当地だったが、空港からホテルまでの道中は「あの道を曲がれば飲食店がある」という詳細までほぼ記憶通り。極度の…