多くの重賞競走でレース名、開催時期などが変更になった2025年、東海ステークスも例外ではない。昨年まではフェブラリーSの前哨戦として、1月に中京ダ1800mで行われるGIIだったが(20年、24年は京都で代替開催)、今年からダ1400mに短縮され、7月半ばのGIII戦となった。開催日割りの関係により、「東海S」の響きはそのまま、プロキオンSの内容をおおよそ引き継ぐ。そんな、今年で第42回を迎える一戦について、豆知識を交えつつ、歴史を振り返ってみたい。 同競走はウインターステークスという名称のGIII戦として、1984年に始まった。当時は交流重賞もなく、砂は路線整備がされておらず、JRAで行われる古馬ダート重賞は札幌記念、フェブラリーH…