20日に今年の函館開催が終了。リーディングは横山武が獲得したが、今夏の函館で存在感を示した若手ジョッキーがいた。デビュー3年目の小林美駒騎手(20)=美浦・鈴木伸=だ。函館で9勝をマークし、今年は早くも昨年の19勝を上回る21勝を挙げている。 好調の要因を聞くと、「函館は普段と違った環境で、関西の人とも交流があります。それが大きいですね。関西馬にも乗せてもらい、本当にありがたいです」と説明する。函館は滞在競馬となるため、レースだけではなく、普段の調教や追い切りにも騎乗する。そこでトレセンよりも深いコミュニケーションを取ることができる。ただ、それだけで騎乗数が増えることはない。小林美駒はもと…