「メイショウカイドウ」を検索すると恐らく上位に「小倉の鬼」「小倉3冠」といったワードが上位に来るものと思われる。 小倉記念、小倉大賞典、北九州記念を制した、まさにミスター小倉。だが、そんな小倉の顔が福島競馬場で躍動したことがあるのだ。それがこの七夕賞である。 05年に史上初となる「同一年小倉3冠」を達成。06年も同じ道を行くかと思ったが、メイショウカイドウが向かったのは遠きみちのくの地だった。何と、この年から北九州記念が芝1200メートル戦となり、連覇の夢が実質的に閉ざされたのだった。 しかし、坂口正大師は愚痴を口にせず、七夕賞に向けてメイショウカイドウを黙々と仕上げた。2月の佐賀記念(5着)以来の…