幼少期から何度も足を運んできた阪神競馬場。今春には大きくリニューアルされ、より幅広い年代の人々が競馬を楽しめるような工夫が多く施された。家族連れや若い女性の来場者も目立ち、ますます熱を帯びていく競馬界。ただ、そんな盛り上がりと反比例して、馬業界は深刻な人手不足に陥っている。仕事内容の特殊性、知る機会の少なさから、ゴールにたどり着くまでの道筋が不透明になってしまっている人も多いのではないだろうか。 そんな現状のなか“馬業界への間口を広げたい”という思いを胸に、情熱を注いで活動をしているのが、友道厩舎で調教助手を務めている大江祐輔さんだ。栗東トレセンで競走馬との日々に奮闘する傍ら、馬に関わる仕…