今年で60回目を迎える北九州記念だが、過去の勝ち馬の中で最も人気がなかったのが22年のボンボヤージだ。単勝164.3倍の低評価を覆し、アッと驚く重賞初制覇。ちなみに先日のしらさぎSでは5番人気→1番人気→14番人気の決着で3連単が50万を超えたが、このレースは単勝164.3倍が勝利しても3連単が49万円台に留まったのだった。そんな一戦を振り返る。 フルゲートの18頭で争われたスプリント戦、1番人気は今も現役で活躍中のナムラクレアだった。当時3歳で函館スプリントSを勝利しての臨戦。これに続くのが同じく3歳で、CBC賞からの重賞連勝を狙うテイエムスパーダ。3番人気以下は2年4カ月ぶりのタイトルを目指すタイセイビジョン、3歳で軽量49…