新人トップタイの5勝を挙げる田山旺佑騎手=栗東・新谷功一厩舎=が、今週開幕する夏の小倉開催に初参戦する。デビューから約4か月が経過。「一流ジョッキーに劣るところがあります」と自らを律する一方、「(騎手になる前は)自分が勝つからうれしいのかと思っていましたが、勝ってみんなが喜んでいるのを見たらほっとします」と、騎手としてのやりがいを身に染みて感じている。 師匠の新谷調教師は、乗り方に細かい指示は出さない。そのため、競馬に関しては先輩に教えを請うことが多い。トレーナーが同じで話す機会が多い坂井瑠星騎手には、「一緒にパトロールを見てください」と頼むこともあるという。その甲斐あって、競馬への姿勢が…