「函館記念・G3」(29日、函館) 実力馬が北の大地で逆襲ののろしを挙げる。6歳馬アルナシームは今年の中山金杯で重賞2勝目を挙げたが、その後は中山記念12着、大阪杯15着と大敗。ただ、担当する五十嵐助手が「まだ天井は見えていない」と話すように、衰えるどころか今も成長中。コーナー4つのコースという得意条件で力上位を証明し、さらなる飛躍につなげる。 函館は21年新馬戦(1着)、23年函館記念(6着)以来、3度目の参戦。昇級初戦だった2年前の函館記念は勝ったローシャムパークなどに完敗したが、この2年間でライバルを迎え撃つ立場にまで成長した。五十嵐助手は「新馬の時から能力の高さをずっと感じていて…