夏の函館開催を彩る名物ハンデ重賞、函館記念。小回りで直線が短いコース形態に加え、ハンデ戦ということもあり、毎年のように波乱の決着が繰り広げられる難解な一戦だ。今年も実績馬から上がり馬まで多彩なメンバー構成となり、どの馬にもチャンスがありそうな大混戦ムードが漂っている。 1.格の違いを見せつける前走重賞組 過去のデータを集計すると、前走で重賞を使われた馬は[7-6-7-56]と、馬券圏内に入った30頭中20頭を占めている。複勝率は26.3%と優秀で、厳しい戦いを経てきた実力はここでも信頼できる。さらに、単勝回収率が175%、複勝回収率が162%と、いずれも100%を大きく超えており、馬券的な妙味も十分だ。格の高いレース…