◆第61回函館記念・G3(6月29日、函館競馬場・芝2000メートル) ランスオブクイーン(牝4歳、栗東・奥村豊厩舎、父タリスマニック)に期待したい。昨年のオークスで5着に入った実力馬。直線でいったんは先頭に立ち、しぶとく脚を伸ばし続けて最後まで3着争いに加わるなど、見せ場十分の内容だった。 秋華賞は硬い馬場が合わず14着に敗れたが、自己条件から再出発。前走のシドニートロフィー(3勝クラス)で、最内枠からうまく立ち回り、直線でも決め手比べを制してオープン入りを果たした。 この馬の持ち味はなんと言っても安定感だろう。前述の秋華賞を除けば、2000メートル以上では敗れたレースでもすべて勝ち馬と0秒4差以内。…