どの業界も人材難というワードが飛び交っている。競馬はJRAのPRやウマ娘などの影響もあって、若者や家族連れの姿を競馬場で多く見るようになり、ひと昔前のイメージからはだいぶ変化した。そうなれば、馬に携わる仕事に興味を持つ人が増えても不思議ではないが、人材確保という意味では他業種同様に厳しい。 それはなぜか。未経験で馬産地に飛び込んだ私の経験では、仕事内容や生活リズムが分かりづらいこと。馬とふれあう機会が日常になかなかないことで馬乗りや馬を扱う技術面のイメージがしづらい点が、一歩を踏み出す決断を簡単にできない要因になっている。今ではBOKUJOBなどのイベントで仕事内容や牧場を知る機会は以前と比べて格…