「宝塚記念・G1」(15日、阪神) 古豪の復活だ。ボルドグフーシュは19年生まれの6歳馬。G1・6勝馬イクイノックスと同5勝馬ドウデュースがともに年度代表馬に輝くなど、この黄金世代が近年の競馬界を引っ張ってきた。この馬は22年菊花賞で鼻差2着に惜敗。続く有馬記念はイクイノックスに阻まれての2着と運もなかった。飛躍が期待された4歳時は天皇賞・春の1戦だけ。右前肢の腱周囲炎により、1年7カ月の休養を余儀なくされた。 昨年11月に復帰後は4・4・8着。着順を下げた前走の大阪杯は最内枠も響き、描いていた形にならなかった。宮本師は「スタートをうまく切れない馬が、普通にスタートを切った。それで馬込み…